ミュージカルを観ていると、
芝居から急に
曲になる部分がありますよね。
オペラの場合は芝居部分にも
全て音楽が付いているのですが、
ミュージカルでいう
その部分
つまり、
独立して聴かせる力のある曲を
「アリア」といいます。
「アリア」は歌手にとって
最も歌いがいがある部分です。
が、
アリアのある歌手への
作曲家の気遣いでしょうか
「アリア」は、
歌手が思う存分
ドヤテクニックを披露できるよう、
かなり捻り捻り
コテコテに書かれています。
ゲッ‼︎と
思うぐらいの高音が
出てきたり
ふぅ〜っと
なるぐらいの長いフレーズが
出てきたり
譜読みの段階で
もう無理・・・
と諦めたくなるぐらいの
早口がでてきたり
歌手は
その作曲家から与えられた
それらのプレゼンチャンス部分を
涼しい顔をして
やってのけなければなりません。
ですが、
アリアの間は
舞台上の共演者からも
お客様からも
ガン見されてるのがわかっていますし、
正直ガチガチです。
それが
「アリア」です。
「アリア」を
小さな会場で聴いていただくと
全部みえます。
四回転ジャンプを
手に汗握って見守るような
そんな感じも
楽しんでいただけると思います。
いらしてくださいね♬
第四回軽井沢森の音楽祭2019
中川座オペラ「蝶々夫人」
脇田美術館
2019.8.25 15:00
中川座座長中川京子