昨日書きました「蝶々夫人」一幕、
蝶々さんの登場場面とは、
重い花嫁衣装に身を包んだ15歳の蝶々さんが、
真新しい乙女心を
蓮子の蕾のように精一杯に膨らま
せ、
丘の上にあるピンカートンとの新居へ
一歩、また一歩と進み、
ようやく到着するというシーンです。
プッチーニは
蝶々さんの
高鳴る心の興奮と喜びを
ラドファ♬響きと、
登場いきなりの高音域のスラー
で表現しています。
私がこの場面を歌う時、
ここの音符と音楽を利用して
歌いながら何をしていると思われますか?
これから始まり
最後まで歌いきるために
重要なことを必死でしています。
勿論、お客様にはわからないように。
この続きは
また明日お話しいたしますね。
8月25日15:00
脇田美術館
中川座
中川京子