2歳年下のエルヴィーラとは駈落ちでした。
エルヴィーラは既婚者でした。
エルヴィーラがプッチーニの正妻になったのは、
駈落ちしてから20年、
前夫が亡くなり、
プッチーニが
「蝶々夫人」書き上げた直後のことです。
「蝶々夫人」書き上げた直後のことです。
プッチーニは自分を
「狩人」と言っています。
優れたオペラの台本を追うように、
魅力的な女性も追い続けました。
エルヴィーラと結ばれた後も
プッチーニは狩人をやめませんでした。
プッチーニの理想の女性像は
自身が書くオペラのヒロインでした。
それは
「男(自分)を愛する女性」です。
自分は常に
「愛される男性」でなければならなかったのです。
(※蝶々夫人のピンカートンを思い浮かべてください。)
エルヴィーラは
20年の歳月で若さを失い
止まない夫の裏切りの連続に、
自分がもう
彼の理想の女性ではない事を
自覚していました。
エルヴィーラの嫉妬は
段々と病的になってゆきました。
いくらかでも
オペラのヒロインに似た女性が出現すると
激烈な嫉妬に狂いました
そしてその病的な嫉妬は
とうとう
プッチーニの小間使いドーリアを死に
・・・・
また明日。